榎原 友樹 Tomoki Ehara

江坂ひとときプロジェクト発起人

株式会社イー・コンザル 代表取締役社長
株式会社能勢・豊能まちづくり 代表取締役社長

このプロジェクトの言い出しっぺ(発起人)兼オーナー。
通称「エバ」、元ラガーマン。
エバの想いに賛同したいろんな人が集まって、このプロジェクトは運営されています。

エバの想い

大学で環境・エネルギーを学び、持続不可能な社会の現実を知ったことがきっかけで、「自分にできることを形にしたい」と環境やまちづくりの仕事を始めました。
その仕事を通じて能勢・豊能地域に関わる中で、日本の原風景に癒される一方、崩れていく里山の姿も目の当たりにしてきました。

ある日、子どもたちを自分のフィールドでもある能勢・豊能の野外活動に連れて行ったところ、広い野原を駆け回り、木工を楽しみ、バーベキューで火を扱い、生き生きと輝きはじめました。

普段の暮らしの場は自然を感じにくく、公園も狭く制限が多い。ボール遊びすら禁止のところもあります。そんな環境だからこそ、自然あふれる場所で子どもたちが心から解放される姿に納得しました。
日が暮れ、花火をしていた時、長男がぽつりとつぶやきました。

『僕、人生で花火するの2回目なんだよねぇ』と。

その一言に胸を突かれました。自分が子どもの頃には当たり前だった自然遊びや体験を、わが子にはほとんど経験させられていなかったことに気づいたのです。

そんな折、父から「生まれ育った江坂の空き地を有効活用できないか」と相談を受けました。
「昔はもっと空が広くてよかった。マンションを建てても地域のためにならない。この街の人の役に立つ場にしてほしい」と。

そこで思いました。――まちなかで休日の過ごし方に困っている人たちが“里あそび”を楽しめる場所をつくれば、大人も子どもも自分を解放し、良い時間を過ごせるのではないか。
そんな想いに共感してくれた仲間と共に【江坂ひととき】を立ち上げました。

その第一歩として、2024年10月12日にカフェ「江坂ひとときテラス」をオープン。ここを入口に、能勢・豊能をはじめとする里山との関わりを増やしていきたいと考えています。

ひとときプロジェクトはまだ始まったばかりです。きっと私と同じように「子どもにもっと自然を」と願う親御さんは多いはず。
この想いに共感してくださるお客さまや仲間が一人でも多く、江坂ひとときに集まり、地域に愛される温かなコミュニティが育つことを願っています。
どうぞよろしくお願いいたします!

学歴・職歴

  • 京都大学工学部地球工学科(資源工学専攻)卒業
  • 大学院を中退後、英国レディング大学に留学し、再生可能エネルギー専攻で修士号取得
  • 富士総合研究所(現:みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社)入社、環境・エネルギー分野のプロジェクトに従事
  • 2012年6月、独立して株式会社イー・コンザルを設立、代表取締役に就任
  • 2020年、大阪府能勢町・豊能町と共に地域新電力「株式会社能勢・豊能まちづくり」を設立、代表取締役を兼任
  • その他、環境省脱炭素まちづくりアドバイザー、東京大学大学院工学研究科学術研究員、慶應SFC研究所上席所員など。
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