江坂ひとときができるまで
丸太を乾燥させる
熱処理で木材を安定させる

丸太を構造材として使うには水分を抜く必要があるけれど、自然乾燥は時間がかかる。そこで、木材をくん煙で熱して形状と寸法を安定させる、熱化学還元処理を行う野村隆哉研究所へ。
乾燥実験は続く

落葉広葉樹は、成長が止まる冬が伐採の適期です。
2 月に立った状態の木を選びにいく予定でしたが、大雪のため断念。時期を逃さないよう、森林組合が切ったものを現場に残してくれていました。
強度は十分か

広葉樹が構造体として十分な強度をもつのか、また熱化学還元処理の影響がないかどうか、名古屋大学大学院生命農学研究科木材工学研究室の山﨑真理子先生に協力を仰ぎ、木材の強度を測定をしました。
丸太柱が現場に立つ

工事が進む江坂の現場に、熱化学還元処理を施した広葉樹丸太が運びこまれました。青空の下、7本の丸太が柱として立った様は、これまでに見たことのない光景。森の木が街にやってきました。